創立者である岡田茂吉(1882-1955)が蒐集した美術品を基盤とする国宝3点、重要文化財65点、重要美術品46点を含む約3,500点を所蔵し、昨年開館30周年を迎えたMOA美術館。
今展では、その優れたコレクションの中でも日本美術の傑作として名高い尾形光琳筆「紅白梅図屏風」(国宝)を中心に、伝本阿弥光悦「樵夫蒔絵硯箱」(重文)、俵屋宗達筆「西行物語絵巻断簡」、酒井抱一筆「雪月花図」(重美)など、貴重な琳派作品を一挙に展示。江戸初期の本阿弥光悦、俵屋宗達にはじまり元禄の尾形光琳・乾山、そして文化・文政期に活躍した酒井抱一まで連なる琳派芸術の系譜を辿りつつ、絵画のみならず陶器や漆工品、着物などにも表現された琳派の純日本的な装飾美を堪能することができる。
会期中には同館の下に広がる瑞雲郷梅園の開花にあわせて「MOA美術館 梅まつり」を開催(2月1日~27日)。光琳が晩年「紅白梅図屏風」を描いたといわれる建物を館内に復原した「光琳屋敷」のガイドツアーや、高い関心を呼んだ同作の科学調査に関する講演会(2月9日)、室内楽コンサートや生け花教室など、数々の催しが予定されている。
【会期】 2013年2月1日(金)~3月20日(水・祝)
【会場】 MOA美術館(静岡県熱海市桃山町26-2)
☎0557-84-2511
【開館時間】 09:30~16:30 (入館は16:00まで)
【休館】 木曜 (祝日の場合、開館)
【料金】 一般1,600円 高大生800円 中学生以下無料 満65歳以上1,200円
「新美術新聞」2013年2月1日号(第1302号)1面より
〈招待券プレゼント〉
同展の招待券を、5組10名様にプレゼントいたします。
メールのタイトルに「MOA美術館 所蔵琳派展 招待券プレゼント」とご記入の上、①郵便番号②住所③氏名④年齢⑤職業⑥当サイトへのご意見 を以下のメールアドレスまでお送りください。
present@art-news.co.jp 締切 2月15日必着