【MOA美術館】「燕子花と紅白梅」光琳アート-光琳と現代美術-

2014年10月30日 12:38 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

二大国宝 「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」を同時公開

 

国宝 燕子花図屏風 尾形光琳筆 江戸時代 根津美術館蔵

国宝 燕子花図屏風 尾形光琳筆 江戸時代 根津美術館蔵

 

 

国宝 紅白梅図屏風 尾形光琳筆 江戸時代 MOA美術館蔵

 

琳派の大成者・尾形光琳(1658~1716)の没後300年を記念した特別展がMOA美術館で開催される。やまと絵の伝統を踏まえつつ、斬新な意匠性と装飾性をもった芸術を完成させ、後世に多大な影響を与えた光琳。光琳100年忌にあたる文化12(1815)年には酒井抱一が遺墨展を行い、それを機に『光琳百図』が刊行された。また200年忌の大正4(1915)年には三越呉服店が「光琳遺品展覧会」を開催している。

 

そして300年忌を迎える2015年、MOA美術館では光琳の国宝「燕子花図屏風」(根津美術館蔵)と国宝「紅白梅図屏風」(MOA美術館蔵)を同時に展覧、二大傑作とも言われる2作を同時に観覧できる貴重な機会となる。

 

また今展では、光琳100年忌・200年忌で紹介された光琳の名品ならびに、菱田春草・下村観山・加山又造らの、光琳の芸術性を取り入れた作品や、村上隆・会田誠などの現代美術の作品を展観し、光琳アートの系譜を概観。なお今展では杉本博司・平松礼二・室瀬和美(人間国宝)ら6作家が今回のために作品を制作・発表する。

 

平松礼二《池の海 白・紅》 2014年

 

(左)福田平八郎《漣》 昭和7(1932)年 大阪新美術館建設準備室蔵
(右)森口邦彦《友禅訪問着 白地位相割付文「実り」》 平成25(2013)年

 

会田誠《美しい旗(戦争画RETURNS)》 平成7(1995)年 二曲一双 ©AIDA Makoto Courtesy of Mizuma Art Gallery

 

【会期】2015年2月4日(水)~3月3日(火)

【会場】MOA美術館(静岡県熱海市桃山町26-2) TEL 0557-84-2511

【休館】会期中無休

【開館】9:30~16:30(入館は閉館30分前まで)

【料金】一般1600円 高校・大学生800円 中学生以下無料

【関連リンク】MOA美術館

 


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