【イベント】 MOA美術館 2014年は熱海市のコンセプトと連携

2013年11月12日 20:13 カテゴリ:最新のニュース

 

静岡県・熱海市に位置し、数多くの日本・東洋美術の名品を所蔵するMOA美術館が2014年の展覧会予定を発表した。来年は同館にとって初の試みとして、1年を通じた4つの「シーズンテーマ」を設置、館内での展覧会だけでなく熱海市のコンセプトと連携したプログラムを発信していく。

 

また美術館での展覧会は各テーマと連動するかたちで企画されており、中でも注目の展示は次の通り。

 

『国宝「紅白梅図屏風」と所蔵名品展』では尾形光琳の代表的な作品「紅白梅図屏風」を中心に同館所蔵の国宝3点を全て展観する。来年生誕150年を迎える竹内栖鳳に焦点を当てた『近代日本画の華竹内栖鳳展』では所蔵品の中から「夏鹿」などを展示。『光のアートで遊ぼう!』は新進気鋭のアーティストによる「光」と「デジタル」を使った参加型の企画となる。また『又兵衛「豊国祭礼図屏風」と「浄瑠璃物語絵巻」』ではその彩色と筆致において類似性が指摘されている2つの重要文化財、「豊国祭礼図屏風」と「浄瑠璃物語絵巻」を一堂に展示し、岩佐又兵衛の真髄に迫る。また例年開催されている岡田茂吉賞は19回目を迎え、『アートフェア・第19回MOA岡田茂吉賞』として開催される予定だ。

 

 

詳細・問合せはMOA美術館(静岡県熱海市桃山町26-2)☎0557-84-2511

 

「新美術新聞」2013年11月1日号(1327号)3面より

 


関連記事

その他の記事