スー・ブラックウェル「Dwelling -すみか-」展
ロンドンを拠点に、おとぎ話や民話をテーマにブック・スカルプチャー(本を素材とした彫刻)という独自のスタイルで表現するアーティスト、スー・ブラックウェルがアジア初となる個展を開催する。
ブラックウェルは1975年シェフィールド生まれ、ロンドン在住。2003年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートのMAテキスタイル科を修了。その制作手法は本を選び、読み終えると、物語のストーリーや空気を織りなす言葉の細部に注意を払いながらページをカット。物語が展開されるページそのものを素材とし、自身の空想風景に命を吹き込んでいくという独自のものであり、これまでVolvoやBritish Airwaysなどのコマーシャルプロジェクトに参加するなど、着実に経歴を重ねている。
今展では花と植物に関する古い本を素材に、ページ上に咲き誇る花の作品や、ガストン・バシュラールの著書『空間の詩学』にインスピレーションを得た「Dwelling -すみか-」をテーマにした新作を含む全11点のブック・スカルプチャーによるインスタレーションを展開する。
【会期】2015年4月29日(水・祝)~6月14日(日)
【会場】ポーラ ミュージアム アネックス(東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階) TEL 03-5777-8600
【休廊】無休
【開廊】11:00~20:00(入場は閉館30分前まで)
【料金】無料
【関連リンク】ポーラ ミュージアム アネックス