「高松次郎 制作の軌跡」
昨年末から今年にかけ東京国立近代美術館で回顧展が開催されるなど、近年大きな注目を集める前衛芸術家・高松次郎(1936~98年)。その制作の軌跡に迫った大規模展覧会「高松次郎 制作の軌跡」が大阪の国立国際美術館で開催される。
今展は高松の絵画、版画、立体作品のみならず、ドローイング、書籍・雑誌の装幀、絵本の挿画、記録写真などを再調査したうえで展覧会を構成。その制作活動の推移や広がりをほぼ1年ごとに追えるよう、年代順に作品が展示される。またドローイングを高松の思考の変化を微細かつ総合的に示すものとして重視。約280点もの膨大なドローイングが一堂に会する。さらに書籍・雑誌の装幀の仕事を初めて包括的に紹介する試みも行われる。
また今回は高松次郎旧邸からアトリエを移築。アトリエに保管されていた記録写真約40点も初公開される。
【会期】2015年4月7日(火)~7月5日(日)
【会場】国立国際美術館(大阪市北区中之島4-2-55) TEL 06-6447-4680
【休館】月曜、ただし5月4日は開館
【開館】10:00~17:00(金曜は19:00まで、入場はそれぞれ閉館30分前まで)
【料金】一般900円 大学生500円 高校生・18歳以下無料
【関連リンク】国立国際美術館
■講演会
【日時】7月4日(土) 14:00~
【講師】北澤憲昭(美術評論家、美術史家、女子美術大学教授)
【会場】国立国際美術館 地下1階講堂
【料金】無料
【定員】130名 ※当日10:00より整理券を配布