2016年より新たに始まる芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」の参加アーティスト第1弾が発表された。同トリエンナーレは「未来の発見!」をテーマに、2016年9月24日から79日間にわたり、さいたまの3地域でアートプロジェクトを展開するものであり、ディレクターの芹沢高志氏は同トリエンナーレの特徴を「ソフト・アーバニズム」=「柔らかな都市計画」と位置づけている。今回発表されたのは28組のアーティスト。選定に関して芹沢氏は以下のようにコメントを寄せている。
さいたまトリエンナーレ2016では、「アーティスト」を選ぶというより、「アートプロジェクト」を選ぶという考えに立っている。つまり、〈誰が〉はもちろん重要だが、その誰が〈何を〉するのかということこそが重要と考えている。現在はプロジェクトディレクターたちの協力のもと、「未来の発見!」というテーマに沿って、つまり今、ここで、さまざまな未来を夢見るのにふさわしいと私が直観する、信頼すべき国内外のアーティストたちを選び出し、彼らとプロジェクトの構想を組み立てている段階である。今回はそうしたアーティストたちの お名前の一部を発表する。
■参加アーティスト
秋山さやか
アイガルス・ビクシェ
チェ・ジョンファ
藤城光
ダニエル・グェティン
日比野克彦
ホームベース・プロジェクト
磯辺行久
日本相撲聞芸術作曲家協議会JACSHA(鶴見幸代、野村誠、樅山智子)
川埜龍三
オクイ・ララ
松田正隆
目(南川憲二、荒神明香、増井宏文)
向井山朋子
新しい骨董(山下陽光、下道基行、影山裕樹)
長島確
西尾美也
野口里佳
岡田利規
大洲大作
大友良英
小沢剛
ソ・ミンジョン
高田安規子・政子
多和田葉子
マテイ・アンドラシュ・ヴォグリンチッチ
アピチャッポン・ウィーラセタクン
ユン・ハンソル
なお参加アーティストは最終的に40~50プロジェクトを予定しており、第2弾の発表は2016年3月となる見通し。
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