いま「アメリカで最も重要な写真家」と高く評価されるライアン・マッギンレー(1977年生まれ)が4月16日より待望の日本初美術館個展「ライアン・マッギンレー BODY LOUD!」を東京オペラシティ アートギャラリーで開催する。
2003年、若干25歳の時にホイットニー美術館で個展「The Kids Are Alright」を開催するなど早くからその才能を開花させたマッギンレー。その作品に登場する人物たちは、そのほとんどがヌード。特に特徴的なのが、見渡すかぎりの広大な草原のなかを疾走し、小高い木の上から飛び、雪原に横たわる全裸の被写体たちの奇妙な行為だ。
彼らは皆プロのモデルではなく、マッギンレーは、衣服を脱いだ彼らがふと垣間みせる一瞬のふるまいを作品にしており、マッギンレーのヌード写真は、表面的な美しさと言うよりも、日常の制約や束縛から解放された精神の自由を捉えているといえる。
今展では約20mのインスタレーション作品《YEARBOOK》を含め、作家自選による、初期から最新作までの約50点でその全貌を紹介する。
【会期】2016年4月16日(土)~7月10日(日)
【会場】東京オペラシティ アートギャラリー(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー3F)
【TEL】03-5777-8600
【休館】月曜、5月2日は開館
【開館】11:00~19:00(金・土曜は20:00まで、いずれも最終入場は閉館30分前まで)
【料金】一般1,200円 大学・高校生800円 中学生以下無料
【関連リンク】東京オペラシティ アートギャラリー
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