田部美術館(島根県松江市)で田部美術館大賞「茶の湯の造形展」審査会が開かれた。審査員は林屋晴三(美術評論家)、赤沼多佳(三井記念美術館参事)、樂吉左衞門(樂家15代当主)、伊藤俊郎(田部美術館理事)の各氏。
第33回は兵庫県以西18県の陶芸作家232人から376点の応募があり、大賞に浦郷壮氏(1981年生まれ、佐賀県)の「青い風2016」、優秀賞に今泉今右衛門氏(1962年生まれ、佐賀県)の「色絵薄墨墨はじき海芋文茶盌」と小野山貴裕氏(1963年生まれ、岡山県)の「備前須恵花器」が選ばれた。
奨励賞は以下の5点。安食ひろ(島根県)「塩釉盌 BASARA」、伊勢﨑晃一朗(岡山県)「備前茶盌」、今田拓志(広島県)「隔壁の陶」、大森宏明(岡山県)「備前緋襷石目扁壺」、三原研(島根県)「盌」。4月23日(土)から6月5日(日)まで同館にて入賞・入選作品70点が展示される。
【会期】2016年4月23日(土)~6月5日(日)
【会場】田部美術館(島根県松江市北堀町310-5)
【TEL】0852-26-2211
【休館】月曜(祝日は開館)
【開館時間】9:00~17:30(入館は閉館30分前まで)
【料金】一般620円 大・高校生410円 中学生以下無料
【関連リンク】田辺美術館