東京都現代美術館、2018年度まで長期休館へ 開館以来の大規模施設改修を実施

2016年06月02日 19:38 カテゴリ:最新のニュース

 

休館前の最終日、5月29日にはプロジェクションによる特別プログラムも行われた。

 

東京都現代美術館は5月29日(日)に「ピクサー展」、「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」を終え、長期休館に突入した。再開館は2018年度中を予定している。

 

同館は柳澤孝彦の設計によって1995年3月に開館し、これまで一度も長期休館を行ってこなかった。今回の改修工事では開館から20年を経過した館内設備の経年劣化への対応がメインとなり、空調や給排水設備の更新、照明のLED化、フローリングの張り替えなどインフラ部分の整備が行われる。また来館者サービスの向上を目的に、エレベーターの1基増設や多目的トイレの設備充実のほか、ライブラリー内にあるキッズスペースの拡大、ミュージアムショップ横の中庭スペースの再整備などが予定されているという。なお施設の増築などは予定されていない。

 

また同館によると休館中も館外での展覧会活動や教育普及活動は継続して行うとのことで、展覧会については近隣の地域と連携したアートイベントを現在調整している。また教育普及についてはアーティストの1日学校訪問などを実施していくという。

 

 


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