6月29日、東京都江戸東京博物館と東京都庭園美術館の新館長が発表された。
東京都江戸東京博物館の新館長は、建築史家・建築家の藤森照信氏。
藤森氏は1946年長野県生まれ。長野県茅野市の神長官守矢史料館、赤瀬川原平の自邸であるニラ・ハウス、静岡県浜松市の秋野不矩美術館など、自然素材や植物を用いた建築作品の数々を発表してきた。現在東京大学名誉教授、工学院大学特任教授。
東京都庭園美術館の新館長は、工芸評論家の樋田豊次郎氏。
樋田氏は50年東京都生まれ。79年から2002年まで東京国立近代美術館工芸館に勤務し、94年に企画担当した「素材の領分」展で「倫雅美術奨励賞」を受賞。その後京都工芸繊維大学美術工芸資料館助教授、秋田公立美術大学学長などを歴任し、現在武蔵野美術大学客員教授。
任期はそれぞれ7月1日から17年3月31日まで。なお東京都江戸東京博物館の前館長を務めた竹内誠氏は、98年より18年の長きに渡る館長職を終えた。また東京都庭園美術館前館長の井関正昭氏は現在同館名誉館長に就任している。
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