洋画

     
   

私は父親の仕事の関係で戦前、多感な娘時代を大陸(韓国の大邱)で育ちました。その影響でしょうか、大地のあの土の匂い、荒野に咲く花々、市場の雑踏にきこえてくる民族楽器の調べにとても郷愁を感じるのです。<br />
私を大陸の辺境への旅に駆りたてるのも、シルクロードのどの土地を訪ねても親しみをもてるのも、このあたりに原点があるのかもしれません。


イスタンブール(朝やけ)からシルクロードの旅を、40年にわたり作品として発表いたしました。独立展(200号)、女流展(100号)へ発表し、2009年、ニューヨーク・日本クラブ個展に、200号、100号を中心に60点余出品し、凱旋記念展を2012年に日本橋三越本店で開催いたしました。何れシルクロード全作品を発表することを念願しております。

   

 
 

入江一子

IRIE KAZUKO

独立美術協会会員、女流画家協会委員、NHK文化センター講師
 
1916年
1938年
 
1947年
1957年
1958年
 
2000年
2009年
2012年

山口県生まれ
女子美術専門学校(現・女子美術大学)師範学科西洋画部を卒業、林武に師事
独立美術協会第8回展に初入選(53年独立賞受賞)
女流画家協会創立会員(53年・56年女流画家協会賞受賞)
独立美術協会会員となる
初の個展開催(以後毎年、大阪・名古屋・山口・下関・広島・東京・神奈川
などで開催)
入江一子シルクロード記念館(東京・杉並区阿佐ヶ谷)オープン
入江一子個展「シルクロード色彩自在」(ニューヨーク・日本ギャラリー)開催
ニューヨーク個展凱旋記念入江一子個展「シルクロード色彩自在」(日本橋・
三越本店、名古屋・三越栄店)開催

 
     

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