書

     
   

一首目は紀元前の前・後漢時代、王の墓から出土の明器を詠む。歌の持ち味から大らかに散らす。二首目はイグアスの瀧のイメージで瀧を上に、小舟を下に絵画的に散らす。三首目は遠い思い出をひっそりと菜の花色で書きました。


鎌田進(私の夫)の句、3句をわかりやすい作品にしました。<br />
円(丸)の中に作品を書くということは制約があり単調になりがちなので、3句とも散しに変化をつけるよう工夫しました。それぞれの重要な言葉は、漢字・カタカナをそのまま活かすようにしてあります。<br />
1句目は優美に、2句目は燗酒は強調、3句目のトンネルと千枚田はそのまま活かしました。

   

 
 

鎌田悠紀子

KAMATA YUKIKO

産經国際書会専管理事、東方書道院同人、国際芸術文化交流協会会長
 
 
1990年
1993年
1994年
1998年

東京都生まれ、松本直、奥田家山に師事
東方書壇院展文部大臣奨励賞受賞
日本選抜美術展文部大臣賞受賞
連展東京都知事賞受賞
連展内閣総理大臣賞受賞
 
NHK文化センター講師を務めるほか、秋桜会を主宰。著書に『美しい書道』などがある

 
     

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