洋画

     
   

35回展から十勝岳大噴火を中心に描いてきました。ある方がライフワークにしたら、と仰いましたが、私の中では現場主義の延長上に大噴火が作品として現われたので、今後は大噴火にこだわらず、自分の思う風景を描いていきたいと思います。<br />
ゆれる枝先から大地の大噴火まで描いてしまったので、新しい私の中の大地は混沌の風景かもしれないし、あるいは宇宙かもしれません。


“北の大地”シリーズを描いてきました。数年前、唐突に大地の力・生命力とは、1962年、高校3年の時に部屋の窓から見続けた十勝岳大噴火こそ、そのものではないか、と脳裏に焼きついた光景に思いいたりました。<br />
アイヌの人達が、カムイの怒りと畏怖する大地を記憶の中から作品にしています。

   

 
 

万代 進

MANDAI SUSUMU

雅号脱落庵、東京展会員、日本美術家連盟会員
 
1944年
 
1988年

北海道生まれ
川上尉平に師事、多摩美術大学油画科卒業
春陽展奨励賞受賞
 
他受賞多数。

 
     

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