洋画

     
   

「恂」はおじけ恐れるの意味です。一人ひとり、とりわけ弱い立場の人々が、自然現象、災害、いさかいや自然破壊などで、なげき、苦しむ、途方に暮れながらも、慰めあい、支えながらも雄々しく生きていく。そんな精神を表せたらと願っています。


生命そのものと、生きることの意味をさがし求めて漂う人の姿を深いところで表現してみたい。人と人の間や、手や足、風や光、それをとりまく大気など、人体のフォルムの魅力を再現的な描写でなく、でたらめな中で何かを見付け、まとめあげていきたいと思っています。

   

 
 

松浦正博

MATSUURA MASAHIRO

蒼騎会会員 元代表
 
1938年岐阜県生まれ。
61年多摩美術大学美術学部絵画科(油画専攻)を卒業、70年第10回記念蒼騎展で蒼騎会賞を受賞、蒼騎会会員となる。83年第23回蒼騎展で東京都知事賞、88年第28回蒼騎展で文部科学大臣奨励賞を受賞する。また個展を開催、新鋭選抜美術展に出品、グループ展にも出品している。

 
     

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