洋画

     
   

平素都市の生活をしていますと、心の渇きを憶えて、無性に旅に出たくなります。空気の澄んだ自然に身を置くことにより自分を取り戻します。<br />
風景との出会いは、自然に導かれて引き寄せられて感動します。また、予期せぬ偶然の光景による出会い、また昔の幻のごとき懐かしい風景など、無限に世界が広がります。<br />
早春の館は、私をずっと前から待ちわびてくれた様に導かれて…。静寂の中に植物群、小鳥のさえずり、自然を再認識して小宇宙を感じました。


ヴェズレーの村は、優美な渓谷と強い風の吹き抜ける高原で、城や僧院や古い建物など珍しい風物で魅力あふれる地です。<br />
早朝、昼下がり、夕と刻を移し、どの角度から眺めても飽きることなく、そっと包み込んでくれる風景です。

   

 
 

村山きおえ

MURAYAMA KIOE

白日会会員、女流画家協会委員
 
1941年
1963年
1973年
1980年
 
 
1982年
1985年
 
1991年
2002年
 
2007年
愛知県生まれ
日本大学芸術学部洋画科を卒業、師・糸園和三郎
女流画家協会会員となる(以後、最高賞など受賞を重ねる)
第23回安井賞展(西武美術館)に選抜出品(同82・87・88・89・90年)
女流画家展に98年まで招待出品(90~99年上野の森美術館の現代女流美術展に
招待出品)
文化庁芸術家在外研修員として1年間フランスに派遣される
白日会会員となる(以後、白日展で内閣総理大臣賞・文部大臣賞・中沢賞・
特別賞T賞などを受賞)
愛知県芸術文化選奨文化賞を受賞
DOMANI・明日展〈文化庁芸術家在外研修の成果〉(安田火災東郷青児美術館)
に出品
文化庁在外研修制度40周年記念「旅」展出品

 
     

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