工芸

     
   

旧盆を過ぎ秋風が吹く頃、行く夏に一抹の寂しさを感じながらも豊かな実りの秋を迎える。月を追いかけ車を運転。いつの間にか月に追いかけられ苦笑い。<br />
良夜、仲秋の名月。ドキドキするほど美しい。<br />
使用材料は漆・金粉・白蝶貝・金箔、技法は螺鈿金粉研出蒔絵。


大きな月に出会う時、小さな月に出会う時。<br />
若葉の頃は黄色月、桜の上の春の宵。<br />
冬の月は冴え冴えと、雑木の間の白い月。<br />
駅から帰りに仰ぐ月、今夜の月は海の上。

   

 
 

並木恒延

NAMIKI TSUNENOBU

日展評議員、現代工芸美術家協会理事、日本漆工協会理事
 
1949年
1977年
 
1979年
 
1981年
1987年
2003年
2006年
2008年
2012年
東京都生まれ
東京藝術大学大学院漆芸講座修了
漆芸家・高橋節郎に師事
日本現代工芸美術展現代工芸賞受賞(81年同大賞、84年同会員賞、85年
同NHK会長賞)
日仏現代美術展アカデミー・デ・ボザール賞受賞(83年同日本側2席)
日展特選(同91年)
日本現代工芸美術展内閣総理大臣賞受賞
日展文部科学大臣賞受賞
文化庁特別派遣在外研修員としてイタリア留学
「日本近現代工芸の精華」(文化庁、東京国立近代美術館、フィレンツェ美術館特別監督局主催)展出品

 
     

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