第90回記念春陽展(国立新美術館) 「宙の断片」 162.1×112.1cm
この作品は「今昔のメモリー」という題名でした。
現在の驚異的な人間の進歩、新しい空間意識に私のイメージは駆り立てられます。
その反面、かつて月面に兎を想像した時代に生きていた画家達、特に雪舟の黒い線には時代を超越した永劫の表現を感じます。
これはそう簡単に括るのは大それたことだと気づき、今回は私なりの描き方で風、雲、そしてリズム「宙の断片」としました。しかし、今後も宇宙の空間に、雪舟の黒い線に、ずっとこだわり続けるつもりです。
|