洋画

     
   

私特に2013年度は東京日本橋三越本店での作品展があり、自己表現を反省するよい機会であった。<br />
さて日展出品作は、自己表現追求のため、ただ一途に画面全体の質感色調を考慮し、白衣女人の不滅の孤影を基本とした。変貌する時代の経過と崩壊感覚の美を不動のモチーフとし、心惹かれ追求し続けている。

風化亀裂を起こした打ちっぱなしのコンクリートの壁、今までより縦長に、遠く未来を見詰める女人の孤影とを、変貌し続ける現代と関連づけてみた。<br />
そのためには、収集したレトロ的モチーフの技術的表現を出来るだけ排除し、脳裏をはなれない十字形構成を基本に「永遠」を表現する基調の「白」を武器とした。

   

 
 

杉山吉伸

SUGIYAMA YOSHINOBU

光風会理事、日展評議員、栃木県文化協会理事
 
1937年
1963年
1974年
1978年
1983年
1994年
1995年
2000年
2007年
2008年
2012年
栃木県生まれ
寺島龍一に師事
光風会会員となる
光風会展小寺賞受賞(同80年)
日展特選(同89年)
光風会展辻永記念賞受賞
光風会展文部大臣賞受賞
日展会員となる
光風会理事となる
日展評議員となる
日本橋三越にて個展「杉山吉伸作品展」開催

 
     

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