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寺田 眞 「傷ましきもの」
第97回二科展(国立新美術館) 「傷ましきもの」 162.1×193.9cm 2012年
一昨年の秋まで家にあった黒松がモデルである。大事にしていたのだが、事情があって切り分けられ並べられた。当初はその様子を描いていたのにすぎなかったのであるが、描き進めるうちにどこか人体を思わせるものになった。それは寝たきりになり褥瘡に苦しむ母の姿が潜在意識として働いたのではないかと思う。絵は怖いものである。
寺田 眞
TERADA MAKOTO
二科会会員
1959年
1975年
1982年
1985年
1989年
2003年
東京都生まれ
二科展初入選
二科展特選
二科会会友となる
二科会絵画部会友となる
二科会会員となる
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