故・河合隼雄文化庁長官の提唱から2003年に始まった関西元気文化圏推進協議会。その業務に取組んできた「関西元気文化圏推進・連携支援室」(関西分室)が、4月に京都国立博物館から京都府庁(京都市上京区)に移転された。
関西元気文化圏への参加登録の相談や関係団体との連絡業務、関西広域連合との連携強化など、業務の充実をはかるための移転となった。
今後、京都芸術センターなどと連携し、文化庁長官を交えての懇談会、文化芸術関係者・関係団体との意見交換会などの実施も目指していく。
室長の天野文雄さんは「『芸術の見方を考える』ということをテーマに、講演会のような新たなプログラムも行いたい」と話す。設置期間は2014年3月までの2年間。開設は月・火・木・金曜の10時から16時まで。
「新美術新聞」2012年6月1日号(第1281号)3面より
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