2009年より、ひとつのテーマを設けて選出した作家たちによる小品展を開催している彩鳳堂画廊。昨年には『STATION』と題して「駅」をテーマに展覧会を開催した。今年、2013年のテーマは『THEATER』。「観ること」と「場所・空間」の相互作用があってこそ楽しめる「映画館・劇場」を、14名の出品作家それぞれが作品として表現する。
【出品作家】(50音順)
池田舞子 伊藤雅史 加藤良造 菅野秋恵
小谷里奈 高木美希 詫摩敦子 千葉史織
冨井綾子 七海壽 林麻依子 細田昌宏
坊田絵美 宮崎健
銀座から京橋へ、画廊移転後初めての企画展となる今展。歌舞伎の演出をモチーフとしたり、映画のフィルムをイメージしたり、あるいは映画館・劇場という空間を想起して中に入らないと分からない特異な世界を作ってみたり、逆に施設としての場所にこだわらず、観るという行為そのものに注意したものであったり、作家それぞれの考えが表された個性豊かな作品が空間を飾る。そこには共感する作品もあるだろうし、思いもよらぬ驚きを与えてくれる作品もあるはず。「この場所、空間にいて、自分の何かが、ほどよくなった」。そんな思いにさせてくれる展覧会だ。
【会場】 彩鳳堂画廊(東京都中央区京橋3-3-10 下村第1ビル2F) ※アクセス
☎03-6262-0985
【営業時間】 10:00~19:00
【休館】 日曜・祝日
【料金】 無料
【関連リンク】 彩鳳堂画廊