美術品の公正・適正な価値を提示し、美術品の健全な市場を形成するための施策を総合的に実行するとして、昨年8月に設立された社団法人日本アート評価保存協会(代表理事・井関正昭)。
このたび、同協会が事業のひとつとして実施する「秀逸企画賞」第1回に、徳島市立徳島城博物館「狩野栄川院と徳島藩の画人たち」(2013年10月19日~11月24日開催)が選出された。本賞は、入場者数やマスコミへの露出によらない、小規模でも質の高い意義の大きな企画を表彰するもの。受賞の「狩野栄川院と徳島藩の画人たち」展を「地道な地域の画家調査を踏まえ、狩野栄川院の初の集大成を成し遂げた。いわば展覧会の王道といってよい企画」と評価、表彰状が徳島市長に、副賞30万円が博物館館長に授与される。
【関連リンク】 社団法人 日本アート評価保存協会
「新美術新聞」2014年2月21日号(第1336号)3面より