「赤い月光―みつあみ―」h55cm　テラコッタ

古典的な人体像の美しさと、時代をうつし出すような儚さが同居する、彫刻家・田原迫華（たはらさこ・はな、1979年鹿児島県生まれ、日展会友、白日会会員）。

鹿児島大学を卒業後、崇城大学大学院の博士課程を満期退学し、日展や白日会展を主な発表の場としてきた。第47回昭和会展（主催・日動画廊）では東京海上日動賞・彫刻賞を受賞するなど、その評価は着実に高まっている。

「研磨」「地平線」の意をもつ今展タイトルには、空と大地の境界が過不足なくあわさるようなイメージがこめられている。日々、粘土から始まる塊と空間の境界を探り研磨する、制作中のリアルな感覚が投影された。

出品は新作を中心とした約10点。伝統的な技術、彫刻的な歴史も背景に、しなやかな感性の光る東京初個展である。

会場風景

【会期】 2014年3月20日(木)～29日(土)

【会場】 ギャラリーアートもりもと（東京都中央区銀座3－7－20 銀座日本料理会館2階）☎03―5159－7402

【休廊】 日曜

【開廊時間】 10：30～18：30

【料金】 無料

【関連リンク】 ギャラリーアートもりもと