「今、私たちの隣に誰がいるのか?」
現在、韓国を代表するアーティスト ヂョン・ヨンドゥの個展が開催中の水戸芸術館現代美術ギャラリーで、日韓のキュレーターによる記念シンポジウム「今、私たちの隣に誰がいるのか?」が開催される。
21世紀に入り、大型国際展の開催や、アーティスト・イン・レジデンス事業の実施やキュレーターの国外派遣など、現代美術の促進に力を入れている韓国。一方、1990年代の美術館設立ブームやバブル経済の崩壊を経て、近年は地域活性化と連動したアートプロジェクトが各地で開催されている日本。また東アジア全体では、中国の現代美術がアートマーケットを中心としたグローバルなアートシーンで注目を集めると同時に、2017年に香港で開館予定の大型美術館がアジア現代美術のハブとして期待されている。
同シンポでは国内外の現代美術の現場で活躍するキュレーター9名を迎え、東アジア内での文化地図の変化を背景に、両国の現代美術やそれを支える施設や制度の変化について情報や問題意識を共有しながら、政治的な緊張関係を克服し、将来の協働の可能性を追求する。
■出演者
飯田志保子(キュレーター)
窪田研二(キュレーター)
ソ・ジンソク(Alternative Space LOOP ディレクター)
シン・ボスル(トータルアートミュージアム チーフキュレーター)
相馬千秋(アートプロデューサー)
高橋瑞木(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)
チェ・キョンファ(東京都現代美術館学芸員)
チェ・ビンナ(Casco ディレクター)
ぺ・ミョンジ(Coreana Museum of Art space*C チーフキュレーター)
■構成
セッション1「身体か頭脳か:ポスト・フェミニズム時代の女性アーティスト、キュレーターたち」
パネリスト:ぺ・ミョンジ、高橋瑞木 コメンテーター:チェ・ビンナ
セッション2「何のためのビエンナーレ?大型国際展は都市と住民、アーティストに何をもたらしているのか」
パネリスト:飯田志保子、ソ・ジンソク コメンテーター:チェ・キョンファ
セッション3「モノからコトへ:社会に介入する芸術的実践」
パネリスト:相馬千秋、シン・ボスル コメンテーター:窪田研二
【日時】2015年1月18日(日) 14:00~17:00(開場13:30)
【会場】水戸芸術館会議場
【定員】先着60名(同時通訳付き)
※料金は展覧会入場料に含まれる。
開催中「ヂョン・ヨンドゥ 地上の道のように」
【会期】2014年11月8日(土)~2015年2月1日(日)
【会場】水戸芸術館 現代美術ギャラリー(茨城県水戸市五軒町1-6-8) TEL 029-227-8111
【休館】月曜、ただし祝日のとき翌日
【開館】9:30~18:00(入場は閉館30分前まで)
【料金】一般800円 中学生以下・65歳以上無料
【関連リンク】水戸芸術館
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