芸術 ・文化振興を通 じた社会創造に取り組む活動を募集
公益社団法人企業メセナ協議会(理事長:尾﨑元規)は23日、企業や企業財団などが取り組むメセナ(芸術・文化振興による社会創造)活動を認定する「This is MECENAT」(以下「TIM」)の対象活動を2015年3月2日から5月15日まで募集すると発表した。
「TIM」は、時代とともに多様化する企業メセナを広く周知するため、毎年、当年度に実施されるメセナ活動を募集し幅広く認定する制度として2014年から始まったもの。「TIM」に認定された活動には、活動の主催者が広報媒体などで自由に活用できる「メセナマーク」が発行され、さらに認定活動を協議会の運営する「メセナアーカイブ」に蓄積し、情報を一般に公開・発信する。また認定した翌年度には、特に優れた活動を「メセナアワード」にて表彰する活動も行っている。
募集対象は日本国内に所在する企業や企業財団、またそれらの連合体が、2015年4月1日から 2016年3月31日の間に実施するメセナ(豊かな社会づくりを目的とした芸術・文化振興)活動で、ジャンルは音楽/美術/工芸/映画/映像メディア/演劇/舞踊/文学/伝統芸能/民俗芸能/建築/複合芸術/文化遺跡・歴史的建造物/ファッション/ものづくり など。また形態は公演や展覧会等の各種文化プログラムの開催/人的・物的支援、ノウハウや場所の提供、資金支援(助成)/人材育成、アウトリーチ、ワークショップ/顕彰やコンクール/施設等での企画・運営/出版物の発行 など多岐にわたる。
受付けはThis is MECENAT 専用サイト内の応募フォームから。受付期間は2015年3月2日(月)から5月15日(金)24:00まで。手数料は認定活動1件につき30,000円(企業メセナ協議会会員は無料)。
審査員は原島博(東京大学名誉教授) ※審査委員長、赤池学(ユニバーサルデザイン研究所所長)、伊東信宏(音楽学者、大阪大学大学院文学研究科教授)、金沢百枝(美術史家、東海大学教授)、河島伸子(同志社大学教授、文化経済学会<日本>会長)、中村陽一(立教大学21世紀社会デザイン研究科教授)、尾﨑元規(企業メセナ協議会理事長)の各氏。
6月下旬には「This is MECENAT 2015」の結果が発表され、「This is MECENAT 2015」認定活動を対象に、「メセナアワード2016」のエントリー受付が開始される。
【関連リンク】This is MECENAT 2015