通のみぞ知る、春のトーハク
東京国立博物館が春の庭園開放(3月17日~4月19日)にあわせて開催する恒例企画「博物館でお花見を」は、同館庭園に咲き誇る10種類以上の桜とともに、桜に彩られた古今の名品を堪能できるというトーハクならではの贅沢な企画。
狩野長信筆の国宝「花下遊楽図屏風」(展示期間:3月17日~4月12日)をはじめ、近衛家に仕えた京都の画家、渡辺始興が吉野の春を描いた傑作「吉野山図屛風」、立体的な桜の刺繍が生み出す大胆な模様と 鮮やかな色彩が印象的な「振袖 紅縮緬地桜流水模様」、桜を配し装飾性にも優れた「桜蒔絵角盥」など、日本美術の名品の数々が本館で展示される。
また、期間中には「さくらスタンプラリー」や東博句会「花見で一句」、鑑賞ツアー、ワークショップなど桜にちなんだ関連プログラムも多数実施される。同時期に開催されている特別展「みちのくの仏像」(~4月5日)や「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」(3月17日~5月17日)とともに、ぜひ足を運んでほしい。
【会期】2015年3月17日(火)〜4月12日(日)
【会場】東京国立博物館(東京都台東区上野公園13‐9)
【TEL】03‐5777-8600(ハローダイヤル)
【休館】月曜 ※ただし3月23日(月)、30日(月)は特別開館
【開館】9:30〜17:00 金曜日は20:00まで、4月の土・日曜は18:00まで(入館は閉館の30分前まで)
【料金】一般620円 大学生410円 高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上は無料
【関連リンク】東京国立博物館