大分県立美術館がいよいよ開館 開館記念展vol.1は「モダン百花繚乱『大分世界美術館』」

2015年04月22日 17:58 カテゴリ:最新のニュース

 

モダン百花繚乱「大分世界美術館」-大分が世界に出会う、世界が大分に驚く「傑作名品200選」

 

宇治山哲平《童》1972年 大分県立美術館

宇治山哲平《童》1972年 大分県立美術館

 

世界的建築家・坂 茂による国内初の公立美術館として注目を集める大分県立美術館(OPAM)が4月24日に開館、開館記念展第1弾となるモダン百花繚乱「大分世界美術館」-大分が世界に出会う、世界が大分に驚く「傑作名品200選」が開幕する。

 

大分県は古来より、宇佐・国東地域を中心とした宗教文化の展開や、南蛮貿易の活発化による西欧文化との接触、江戸時代後期から大正期にかけての南画の隆盛など、異文化との交流を通じて多種多様な人物・文物が行き交い、大分ならではの個性的な風俗や文化が培われてきた土地。開館記念展では、こうした大分の土壌に基づき、大分の文化を象徴する作品と、世界的に知られた美術館の名作、あるいは日本を代表する美術館のさまざまな名品とが、大分の地でかつてない“出会い”をなし相互に響き合う“大分世界美術館”を提示する。

 

国内外の美術館や個人コレクション等から厳選された200余点からなる今展では、室町期から現代にいたる絵画、彫刻、工芸、写真などの作品が“モダン”という底流のもとに、時代や地域、ジャンルを越えて会場を構成。「モダンの祝賀」「死を超える生・咲き誇る生命」など5章構成によってひとつひとつの作品の真価を問い、その芸術の源泉を再確認すると同時に、新たな魅力を創出する。

 

ピエト・モンドリアン《絵画Ⅰ》1921年 デン・ハーグ市美術館 Collection Gemeentemuseum Den Haag, The Hague, The Netherlands

ピエト・モンドリアン《絵画Ⅰ》1921年 デン・ハーグ市美術館 Collection Gemeentemuseum Den Haag, The Hague, The Netherlands

 

ワシリー・カンディンスキー《分割 - 統一》1934年 セゾン現代美術館 Sezon Museum of Modern Art

ワシリー・カンディンスキー《分割 - 統一》1934年 セゾン現代美術館 Sezon Museum of Modern Art

 

石内都《ひろしま♯43 Donor: Yamane, S.》2008作家蔵 ©Ishiuchi Miyako

石内都《ひろしま♯43 Donor: Yamane, S.》2008 作家蔵 ©Ishiuchi Miyako

 

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ブイのある海景》1840年頃 テート ©Tate, London 2014

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ブイのある海景》1840年頃 テート ©Tate, London 2014

 

開館記念展vol.1 モダン百花繚乱「大分世界美術館」-大分が世界に出会う、世界が大分に驚く「傑作名品200選」

【会期】2015年4月24日(金)~7月20日(月・祝)

【会場】大分県立美術館(大分市寿町2番1号) TEL097-533-4500

【休展】5月11日(月)、25日(月)、6月8日(月)、22日(月)、7月6日(月)展示替えのため休展

【開館】10:00~19:00(金・土曜は20:00まで、入館はそれぞれ閉館30分前まで)

【料金】一般1,200円 大学生900円 高校・中学・小学生500円

【関連リンク】大分県立美術館

【関連記事】坂茂による国内初の美術館「大分県立美術館」来春開館(2014/10/25)

 


関連記事

その他の記事