東京都渋谷区の國學院大學博物館で企画展「SHIBUYA」が開催されている。
同展は、平成27年度文化庁の「地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業」に採択された「東京・渋谷から日本の文化を国際発信するミュージアム連携事業」の一環で実施されるもので、渋谷のアスファルトの下に眠る、先史時代から続く人々の営みの紹介を皮切りに、渋谷の過去・現在・未来の「時」にまつわる、人々とモノの死と再生の物語を紹介する。
会場は「序章 はじまりは鄙−<渋谷>以前」、「第Ⅰ章 渋谷界隈の社寺と祭礼」、「第Ⅱ章 都市住民の物語」、「第Ⅲ章 ビルの森で『もやい』を求めて」、「第Ⅳ章 死と再生の神話」、「結章 そして、SHIBUYA−佳香・現在・未来を結ぶ地力−」という構成。渋谷区出土の考古遺物から現在も続けられている伝統的な祭りの神輿、渋谷と縁の深い芸術家・岡本太郎の原画、渋谷を代表するモニュメントと若者文化がミックスした「デコハチ公」まで、多種多様な展観は、まさに混沌とした渋谷という街の様相そのものである。
私たちが知らない渋谷、25000年間の履歴書。博物館で知る< SHIBUYA >のものがたりを楽しんでほしい。
【名称】平成27年度第4回企画展<SHIBUYA>
【会期】2015年8月22日(土)~9月30日(水)
【会場】國學院大學博物館 企画展示室(東京都渋谷区東4-10-28)
【TEL】03-5466-0359
【開館時間】10:00~18:00
【会期中の休館日】9月14日(月)・9月18日(金)
【入館料】無料
■ミュージアムトーク ※無料、事前申込不要
「展示解説」
【日時】9月12日(土) 15:30~16:00
【解説】石井 匠(國學院大學博物館 学芸員)
「オリンピック前後の渋谷」
【日時】9月26日(土) 15:30~16:00
【解説】上山和雄(國學院大學文学部 教授)
【関連リンク】國學院大學博物館