「ART in PARK HOTEL TOKYO 2017」開幕、2日間の美の饗宴を堪能する

2017年02月11日 12:30 カテゴリ:最新のニュース

 

 

東京・汐留のパークホテル東京を舞台とするホテル型アートフェア「ART in PARK HOTEL TOKYO 2017」が、本日2月11日(土)と12日(日)の2日間で開催される。

 

昨年に引き続いて「現代美術のこれまで・これから」というテーマのもと、国内外39のギャラリーが出展。ホテルの26階、27階の客室をギャラリーに見立てた展示を行い、より生活空間に近いかたちで作品を楽しむことができるのが特徴である。

 

2フロアに39ギャラリーが出展。ギャラリーそれぞれが空間を活かす工夫を行っている。

 

26階、エレベーターを降りてすぐの東京画廊+BTAP(#2604)では、海外でも非常に高い評価を受けている「具体美術協会」をはじめとした戦後美術を中心に紹介。桑山タダスキー、堀尾貞治、堀尾昭子、元永定正、篠原有司男らの作品に図録など貴重な資料もあわせて出品している。

 

「日常空間の中に絵をどう飾ったらよいかというプレゼンテーションをできるのが、ホテル型アートフェアの一番の魅力」と東京画廊+BTAPの山本豊津社長は語る。後ろはジャン・メッサージュのペインティング。

 

江口週と桑山タダスキーの作品。窓外には東京タワーが。

 

#2608、京都のギャルリー宮脇はAiPHT初参加。ボールペンによるオブセッショナルな線描画で近年急速に評価を高める西脇直毅と日本の前衛絵画の先駆者の一人である小牧源太郎(1906~89)という、唯一無二の世界観を表現する新旧2名の作家を関西から紹介。

 

宮脇豊代表「小牧源太郎の、特に後年の作品は多くが寄贈されてしまっており、市場に出てくるのはなかなか貴重です」。

 

さりげなく展示されているのは、鴻池朋子の「素焼粘土」。

 

同じく初参加となる大阪のYoshimi Arts(#2703)は、イギリスの注目作家レイチェル・アダムス、九谷焼の概念を超えた作品や活動で知られる上出惠悟に、柿沼瑞輝、笹川治子、西山美なコといずれも観る者に驚きを与えるユーモアに批評性を備えた表現を展開する作家たちを紹介。

 

Yoshimi Artsの稲葉征夫代表。

 

細緻にわたる技巧に遊び心がにくい上出惠悟の「甘蕉 蛮絵熊文」。

 

期間中は、イベント会場のエントランスとなる25階でも様々なアーティストの作品が展示され、また、パークホテル東京が手掛けてきた「AIH アーティストルームプロジェクト」を紹介するイベントも。26階スカーレットルームでは「バランタイン」「イリー」とのコラボレーションによるスペシャルラウンジにもぜひ足を運びたい。

 

 

【開催】2017年2月11日(土)~2月12日(日) 11:00〜19:00 ✳︎入場はフェア終了1時間前まで

【会場】パークホテル東京 26階、27階(2フロア貸切) (東京都港区東新橋1-7-1 汐留メディアタワー フロント25階)

【料金】入場料1,500円(1day pass)

 

■トーク「パークホテル東京アートプロジェクト~アーティストルームツアー~」

【日時】2月11日(土)第1部:15:00~ / 第2部:16:30~

【会場】パークホテル東京 31階ラウンジ

【登壇作家】OZ-尾頭-山口佳祐(15:00~)、原こなみ(16:30~)

【料金】無料 ※フェア入場料1500円が別途必要

【定員】各回15名 ※要事前申込み(先着順)

【申込み方法】info@artosaka.jpまで、①参加回(第1部or第2部)②名前③人数(2名まで)④当日連絡可能な電話番号を明記のうえ申込みのこと

 

【関連リンク】ART in PARK HOTEL TOKYO 2017

 


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