日本橋三越本店は9月27日(水)から、三越美術110周年の節目としてアートフェア「—凛— 日本橋三越美術市」を本館6階美術フロアで開催する。百貨店の画廊スペースでアートフェアを実施するという初めての試みで、レントゲンヴェルケ代表の池内務氏がアドバイザーとして参画し、国内12ギャラリーと三越コンテンポラリーの計13ブースが出展する。
1907年の美術部門立ち上げ以来、日本の美術界を代表する作家たちが発表を重ねてきた「三越の美術」。その伝統ゆえか、多くの人にとって同店の美術フロアは“敷居が高い”とされてきたという。本アートフェアはそうした現状を打破すべく、より身近にアートを感じてもらえる試みとして企画されたもの。池内務氏のレントゲンヴェルケをはじめ、普段の日本橋三越本店ではあまり目にすることのないアートを専門にしているギャラリーが、それぞれの個性を感じさせる選りすぐりの作品を出品する予定だ。日本の美術界の一翼を担ってきた「百貨店」という歴史ある場で提案される最先端のアート。ぜひ足を運んで体感してほしい。
出展13ギャラリーと主な出品作家は以下
ガレリアポンテ(金沢)
:牛島 孝、坂野有美、竹村友里
古美術 鐘ヶ江(京都)
:大竹亮峰、鈴木祥太、本郷真也、前原冬樹、松本 涼、若宮 隆志
中長小西(銀座)
:深見陶治、小川待子
三越コンテンポラリー(日本橋三越本店)
:大場咲子
AIN SOPH DISPATCH(名古屋)
:川田英二、ふるかはひでたか
ex-chamber museum(外神田)
:山口英紀、伊藤 航、小野川直樹、勢藤明紗子
Gallery点(金沢)
:河野迪夫、坂井直樹、笹川健一、遠藤誠明、寺脇 扶美、金田朱杏子
GALLERY HASHIMOTO(日本橋)
:青木野枝、髙山陽介、萩原賢樹、金田実生、津上みゆき、山岡敏明、山本糾
HARMAS GALLERY(清澄)
:中村太一、東美貴子、永井天陽
LAD GALLERY(名古屋)
:加藤千尋
Röntgenwerke AG(日本橋)
:満田晴穂、原智、森本愛子
taguchi fine art(日本橋)
:西村盛雄、ミヒャエル・テンゲス、クリスティアーネ・レーア
TEZUKAYAMA GALLERY(大阪)
:住吉明子、野田万里子
なお、本アートフェアにおいては、一部の作品で抽選販売が実施される。詳しくは係員まで。
会期中の9月29日(金)17:30より、出品作家とスタイリストによるギャラリートークなど、アートビギナーからコレクターまで幅広い来場者が楽しむことができるイベント「『凛』プレミアムフライデーイブニング」を開催。出品作家による公開制作(①伊藤航=9月30日(土)14:00~17:00/②満田晴穂=10月1日(日)14:00~17:00)も実施される。イベントの詳細はスペシャルサイトにて。
【展覧会】三越美術110周年 ―凛― 日本橋三越美術市
【会期】2017年9月27日(水)~10月3日(火)
【会場】日本橋三越本店 本館6階 美術フロア(東京都中央区日本橋室町1-4-1)
【TEL】03-3241-3311
【開館】10:30~19:30(最終日は17:00閉場)
【関連リンク】「三越美術110周年 ―凛― 日本橋三越美術市」スペシャルサイト