1997年に単身渡米した北見明子はニューヨークを拠点に精力的に作品発表を行い、2013年帰国後も4人の娘を育てながら国内外で広く活躍を続けてきた。
コロナ禍で世界が混乱に陥るなか、常に動物的感覚で生きてきた北見は「私がサイならば、こんなに大騒ぎはしないだろう。無駄な争いも必要とせず、静かに安全と危険は体で感じるだろう。芸術の追求はいつも前向きで、科学の研究は日進月歩であるのに、政治はいつも怪しく不思議な世界。いつまでも浦島太郎のようなこの国をどうやって愛すれば良いのか。母親を愛せない苦しみ」と語る。
今展では自らの内側から湧き上がる衝動のままに表現したコラージュ作品等約50点を発表。
また今秋は現在行われているリヨンでのBHN9に参加。今冬はParisでのグループショウに出品予定。
【展覧会】AKIKO BRUT 北見明子展~わたくしがサイ(犀)ならば~
【会期】2021年10月12日(火)~24日(日)
【会場】兜屋画廊(東京都中央区銀座8―8―17MGCビル8階)
【TEL】03―3571―6331
【開場】10:30~18:30
【休廊】無休
【料金】無料