銅鑼は砂張を材料としており、砂張は銅と錫の合金で音響に優れた金属と言われています。また、渋い色沢と特別なあじわいを持ちます。 銅鑼は茶席で亭主が客人を招く際の合図として使われます。 その音は、趣のある侘び寂びと、深い余韻を響かせます。 砂張の鋳造は難しく、「勘」や「コツ」など、経験の積み重ねにより体得した技術が必要となります。その為、魚住の砂張とも言われます。 北陸金沢は、茶の湯文化が盛んな土地です。この文化があり、私の仕事が存在します。 〈一覧に戻る〉