1981年の開館以来、20世紀美術の紹介と収集につとめている富山県立近代美術館で行われる本展は、東京と北陸を結ぶ北陸新幹線開業を記念して開催される。同館コレクションを中心に、世界・日本の20世紀美術の多様な展開を、全館展示により紹介する。
会場には絵画・版画・彫刻・デザイン(ポスター、椅子)の厳選された作品に加え、富山県出身の詩人・美術評論家の瀧口修造のコレクションが並ぶ。また、3月21日から東京ステーションギャラリーにおいて、同館コレクションを紹介する「ピカソと20世紀美術」が開催され、北陸新幹線により結ばれる東京と富山の2会場で、そのコレクションを大々的に披露する機会となる。100年にわたる美術の流れをたどる、時の旅へと観る者を誘う。
【イベント】
◎講座「20世紀美術と音楽—エリック・サティからブライアン・イーノまで」
3月15日(日)14:00〜 1階ホール(無料80席)
講師:八木宏昌(富山県立近代美術館学芸課副主幹)
◎気軽にアート・レクチャー「シュルレアリスムの人脈について」
3月21日(土)14:00〜 1階ホール(無料80席)
講師:八木宏昌(富山県立近代美術館学芸課副主幹)
◎講演会「美術館は、友だちの家〜『楽園のカンヴァス』創作秘話〜」
3月29日(日)14:00〜 1階ホール(無料80席)
講師:原田マハ(小説家)
◎担当学芸員によるギャラリー・トーク
4/4(土)、18(土)、5/2(土)、10(日)各日14:00〜展覧会場にて
※要展覧会チケット