漆の基本的な技法である「塗り」と「研ぎ」という伝統的技法を継承しつつ、漆の質感を活かした独自な造形表現を追求している。 東京から北陸、金沢に移って15年になるが、北陸には漆の産地が身近にあり、漆についてより深く学ぶことが多い。 また漆が塗られた縄文時代の出土品も数多く発見されており、長い時間にわたって漆文化が引き継がれている風土で制作することの意味は大きいと感じている。 その様な北陸の地から私の漆造形を世界に発信したいと思っている。 〈一覧に戻る〉