現代陶芸を主に紹介する菊池寛実記念 智美術館が開館10周年を迎えた。その間、積極的に企画展やコンクール展を開き、来館者は微増の実績を示している。
今回は、十三代・十四代今泉今右衛門展。同家は江戸時代に佐賀・鍋島藩で発展した色鍋島絵付けを代々継承、いまは窯焼きまで全工程に取組み、気品と創造性溢れる色鍋島の意匠を現代に伝えてきた。
十三代今右衛門(1926~2001)の「吹墨」「薄墨」の技法による独自の文様表現の代表的作品、そして十四代(1962~)の「雪花墨はじき」や新たな上絵技法「プラチナ彩」などで現代色鍋島の粋を鑑賞する。
【会期】 2012年10月6日(土)~2013年1月6日(日)
【会場】 菊池寛実記念 智美術館(東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル)
☎03-5733-5131
【休館】 月曜(ただし12月24日開館)、12月25日、28日~2013年1月1日
【開館時間】 11:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般1000円 大学生800円 小・中・高生500円
【関連リンク】 菊池寛実記念 智美術館 公式ホームページ
十四代今泉今右衛門氏によるアーティスト・トーク
12月15日(土)14:00~
※予約不要、聴講無料(要観覧料)
「新美術新聞」2012年11月11日号(第1296号)4面より