今日をとくべつにする、てんらんかい。
1960年代の全世界的な美術的ムーブメント、フルクサスをはじめ、20世紀の美術史には「芸術」と「日常」の接点を探る動きが常に存在してきた。21世紀を迎えて、人々の日常と具体的にかかわるデザインや写真、編集といった領域と、若い世代の美術家たちの軌道が接近してきたのはごく自然な流れであったと言える。
府中市美術館の活動テーマ「生活と美術」を、現代の造形表現に見出して紹介する今展には池田晶紀、伊庭靖子、小木曽瑞枝、斉藤ちさと、塩見允枝子、mamoru、三田村光土里、渡辺泰子、ロッカ・シュピール、丸山昌崇の10名が参加。写真や絵画、インスタレーション、デザインなど、領域を超えて自由に創作活動を行う彼らの表現は、何気ない日常の生活を出発点に晴れやかな跳躍をみせ、我々をその先にある想像世界へと導いてくれる。
会期中にはガイドツアーや掲示板の設置、トークショーやワークショップなど数々の関連企画を実施。美術館が、アートを通じて人々のつながりを促すコミュニティハブとしての機能を果たし、訪れる人々の「今日」を特別なものにしてくれるはずだ。
【会期】 2012年11月23日(金・祝)~2013年2月24日(日)
前期:2012年11月23日(金・祝)~2013年1月14日(月・祝)
後期:2013年1月16日(水)~2月24日(日)
※前後期で大幅な展示替えあり
【会場】 府中市美術館(東京都府中市浅間町1-3)
☎042-5777-8600 (ハローダイヤル)
【開館時間】 10:00~17:00
【休館】 月曜日、祝日のとき翌日、12月29日(土)~2013年1月3日(木)
【料金】 一般700円、大学生・高校生350円、中学生・小学生150円
【関連リンク】 府中市美術館
〈招待券プレゼント〉
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