戦後の文化芸術に新たな表現領域を拡大し、さらなる再評価も進みつつあるグループ「実験工房」。その全貌を約450点もの展示からたどる企画が、神奈川県立近代美術館 鎌倉で開かれている。公立美術館では初の展覧会となる。
1951~57年頃までの長くはない活動期間に、ジャンルをこえて表現者が集ったのが「実験工房」の特徴である。造形、音楽、ダンス、演劇、映画などが結びつき、舞台美術や現代音楽の演奏会など多彩な活動が生まれた。
メンバーは[造形]大辻清司、北代省三、駒井哲郎、福島秀子、山口勝弘、[音楽]佐藤慶次郎、鈴木博義、武満徹、福島和夫、湯浅譲二、園田高弘、[詩・評論]秋山邦晴、[照明]今井直次、[エンジニア]山崎英夫の14名。「実験工房」の名は、詩人で美術批評家の瀧口修造による。
1940年代後半から60年代までの造形作家の代表作とともに、新資料、未公開映像も公開。「実験工房」の誕生から同時代の芸術への影響まで、戦後芸術の先駆的活動が総合的に紹介される。
【会期】 2013年1月12日(土)~3月24日(日)
【会場】 神奈川県立近代美術館 鎌倉(神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53)および、鎌倉別館(神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1)☎0467-22-5000
【休館】 月曜(2月11日は開館)
【開館時間】 9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般900円 20歳未満・学生750円 65歳以上450円
【関連リンク】 実験工房展特設サイト ※イベントの最新情報などを更新中
関連プログラム
〈ミュージック・コンクレート/電子音楽オーディション〉
再現コンサート(レクチャー付)
3月10日(日) 14:30~16:00
【会場】 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 展示室
【講師】 川崎弘二氏(電子音楽研究) 【音響】 有馬純寿氏
※申込不要、参加無料、要展覧会チケット
〈招待券プレゼント〉
同展の招待券を、5組10名様にプレゼントいたします。
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