繊細な色彩と斬新な構図により、吸い込まれるような静謐な絵画空間をつくりだす日本画家・手塚雄二(1953年神奈川県生まれ、日本美術院同人・理事)。同画廊では8年ぶりの個展となる今展のテーマは「散華」だ。
散華とは、仏を供養するために華を散布することを意味する。その様は古今、信仰の厚い人びとのシンボルとされてきた。手塚は5年の構想の下、蓮花を象ったこの究極の形に到達したという。今展では、身近に咲く草花をモチーフに、散華の型にきりとられた10枚の情景を展覧する。
【会期】 2013年1月31日(木)~2月13日(水)
【会場】 ナカジマアート(東京都中央区銀座5-5-9 アベビル3階)
☎03-3574-6008
【開廊時間】 11:00~18:30
【休廊】 会期中無休 【料金】 無料
【関連リンク】 ナカジマアート
「新美術新聞」2013年1月21日号(第1301号)4面より