1954年、芦屋で結成された「具体美術協会」は、人真似をせず、過去に無いものを作り出すことを目標に掲げた。吉原治良をリーダーに、村上三郎、松谷武判、嶋本昭三といった独創的な作家が活躍し、そのイベントやパフォーマンスは伝説的に語られる。
今展は、一昨年の「具体誕生展」に続き、60年前後を中心とする中期の活動を紹介。ミシェル・タピエとの出会い、アンフォルメルとの共振を経て、世界へその活動が広がる姿に光をあてる。吉原のアトリエ風景なども紹介される「芦屋の画塾 芦屋のアトリエ」展が同時開催。
【会期】 2013年1月5日(土)~2月17日(日)
【会場】 芦屋市立美術博物館(兵庫県芦屋市伊勢町12-25)
☎0797-38-5432
【休館】 月曜、祝日のとき翌日
【開館時間】 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般300円 大高生200円 中学生以下無料
【関連リンク】 芦屋市立美術博物館 公式ホームページ
「新美術新聞」2013年2月1日号(第1302号)4面より