漆を使用した2人の作家・黒田辰秋(1904~82)と田中信行(1959~)に焦点を当て、漆がもつ力と魅力に触れる展覧会。
黒田は木工芸で初の重要無形文化財保持者。豊田市美術館のまとまったコレクションに加えて代表作を借り受け、更に芸術を直接育んだ柳宗悦旧蔵の朝鮮木工等や交流を重ねた河井寛次郎作品も併せて展示する。また田中は独自の自立した立体造形を展開し、現代漆芸術における注目作家の一人。初期からの代表作と新作による空間にて漆造形の新たな展開を見せてくれる。
【会期】 2013年1月12日(土)~4月7日(日)
【会場】 豊田市美術館(愛知県豊田市小坂本町8-5-1)
☎0565-34-6610
【休館】 月曜、ただし2月11日開館
【開館時間】 10:00~17:30(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般500円 高校・大学生400円 中学生以下無料
【関連リンク】 豊田市美術館 公式ホームページ
「新美術新聞」2013年2月1日号(第1302号)4面より