テンペラと油彩で奏でる神秘の世界
深遠な眼差しに憂いのある表情、やわらかなフォルムを湛えた人物が、静謐な空間に凛然と佇む―。イタリア古典絵画の技術をいかし、テンペラと油彩により描いた神秘的な作風で人気を博す洋画家・吉岡正人(1953年大阪府生まれ、二紀会委員)。今展では、吉岡作品のメインモチーフである女性像や風景など、200号から小品まで30余点を展覧する。吉岡のモチーフとしては新たな境地となる花の作品にも注目したい。
【会期】 2013年2月6日(水)~12日(火)
【会場】 日本橋三越本店本館6階美術特選画廊(東京都中央区日本橋室町1-4-1)
☎03-3241-3311
【開廊時間】 10:00~19:00
【休廊】 無休 【料金】 無料
【関連リンク】 日本橋三越本店
「新美術新聞」2013年2月1日号(第1302号)4面より