牧野虎雄に師事し、槐樹社展や旺玄会展などに出品、医師に余命25歳と宣告されながら93歳まで生きた小林猶治郎(1897~1990)。「超然孤独の風流遊戯 小林猶治郎展」と題した本展は、公立美術館における没後初の回顧展となる。
富田有紀子(1958年生まれ)は、祖父・猶治郎の影響を受けながら公募展に出品。96年にはVOCA展で奨励賞を受賞し、一躍注目された。花や果実を画面全体に瑞々しく描く富田。今展では油彩100余点により画業を辿っている。
【会期】 2013年2月17日(日)~4月7日(日)
【会場】 練馬区立美術館(東京都練馬区貫井1-36-16)
☎03-3577-1821
【開館時間】 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
【休館】 月曜
【料金】 一般500円 65歳から74歳300円 高大生300円
75歳以上・中学生以下無料
【関連リンク】 練馬区立美術館
「新美術新聞」2013年2月21日号(第1304号)4面より