~字は絵のごとく 絵は字のごとく~
横尾忠則(1936年兵庫県西脇市生まれ)の作品には、さまざまなかたちで文字が書き込まれている。昨年11
月にオープンした横尾忠則現代美術館の開館記念第2弾となる今展では、横尾の作品における文字のありかたに注目している。
風景の一部として視覚的に文字が登場することもあれば、作家の思想的メッセージを彷彿とさせる言葉もみられる。今回は、「絵のなかのタイポグラフィ」「表示する文字/記録する文字」「風景のなかの文字」「メッセージを伝える文字」の4章により、1950年代の最初期のポスターから最新作まで、文字を含んだ作品約75点を厳選して展示している。グラフィック・デザイナー時代に手がけたポスターも一部紹介。横尾の作品における文字の多様性とともに、種々のメディアで活躍する作家の創作の本質に触れてみてほしい。
【会期】 2013年3月2日(土)~6月30日(日)
【会場】 横尾忠則現代美術館(神戸市灘区原田通3-8 -30 [兵庫県立美術館 王子分館])
☎078-855-5607
【開館時間】 10:00~18:00(金・土曜は~20:00)(入場は閉館30分前まで)
【休館】 月曜、祝日のとき翌日
【料金】 一般800円 大学生600円 高校生・65歳以上400円 中学生以下無料
【関連リンク】 横尾忠則現代美術館
「新美術新聞」2013年3月21日号(第1307号)4面より