『古事記』が和銅5年(712年)に編纂されてから1300年。記念となる今年、『古事記』にまつわるさまざまな資料から、長きに渡って読みつがれてきたその道筋が紹介される。
『古事記』は日本建国の由来と推古天皇(554~628)までの歴代天皇について記した書物で、まとまった分量の文献としては日本最古である。その編纂は天武天皇から元明天皇の時代に完成し、太安萬侶(おおのやすまろ)が稗田阿礼(ひえだのあれ)の言葉を記したともいわれる。
現存最古の写本である『古事記』(真福寺本)をはじめとする写本、編纂と同時代の文字資料、後世の研究など多彩な展示となる。
【会期】2012年6月16日(土)~7月16日(月・祝)
【会場】奈良国立博物館(奈良市登大路町50)
☎050-5542-8600 【休館】月曜、ただし祝日は開館
【開館時間】9:30~17:00(金曜のみ19:00まで、入館は閉館30分前まで)
【料金】一般500円
【関連リンク】 www.narahaku.go.jp/