平面から立体まで、世代も異なる多彩なアーティストが集う企画展「金谷アートクロッシング」が、千葉県富津市の金谷美術館で開催されている。
企画のきっかけは、2006年に亡くなった清水一直の作品が寄贈されたことにある。広島県に生まれた清水は、多摩美術大学大学院を修了後、新制作展へ出品しつつ、個展や「公園と彫刻展」(相模大野中央公園)などで発表を重ねた彫刻家だ。今展には、清水の彫刻作品の他に、多摩美大での友人作家やともに新制作展で活躍した作家、そしてグループ展などで交流をもった作家たちの作品が並ぶ。
それとともに、金谷近辺で活動する者を含む新進作家の紹介と、昨年、一昨年と同館で紹介された日本画家・久住三郎の展示が合わせて開かれる。展示のキーワードは「芸術がむすぶ」。世代の異なる作家たちによる、多種多様な表現が、金谷美術館というひとつの場に集い、新たな繋がりをここから発信する。出品作家は以下の通り(敬称略)。
清水 一直
天野裕夫、加藤聖子、酒井信次、佐藤孝明、杉本繁、高橋枡旺、田中実、千葉伸子、長谷川千賀子 、別府博文、前田忠一、松本雄治
天野彩、天野浩子、いしばしめぐみ、伊藤哲一、岩田小百合、榎本恵花、瀬川怜、原田理糸、吉田理沙、宮澤泉、目黒峰人
久住三郎
【会期】 2013年4月13日(土)~6月30日(日)
【会場】 金谷美術館(千葉県富津市金谷2146-1)☎0439-69-8111
【休館】 水曜、祝日のとき翌日
【開館時間】 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般800円 中・高校生500円 小学生200円
【関連リンク】 金谷美術館