日本の現代アニメーションの第一人者・山村浩二(1964年生まれ、東京藝術大学大学院教授)。2002年の作『頭山』が、世界の主要なアニメーション映画祭 で6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞にノミネートされるなど、これまでの作品が国内外で高い評価を受け、80を超える賞を受賞している。
本展は、横浜の芸術資源としての作品やアーティストを発掘し、紹介するシリーズ展「横浜wo発掘suru」の第4回。横浜に校舎を構える東京藝術大学大学院映像研究科で教鞭をとる山村が選んだ、11組12名の新鋭作家と山村による短編アニメーション25作品を上映し、創作過程で描かれた絵コンテ、原画や撮影のためのセット、人形なども展示する。また、「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション」の中から、初期のアニメーション装置を出品。みずみずしい感性と多様な表現手法から生み出されるアニメーションの世界を楽しんでほしい。
出品作家は、池亜佐美、ONIONSKIN(田村聡和+菅谷愛)、川口恵里、キム・ハケン、胡ゆぇんゆぇん、告畑綾、中田彩郁、水尻自子、村本咲、吉田まほ、和田淳。くわえて特別出品として山村の『Fig 〈無花果〉』、『こどもの形而上学』、『マイブリッジの糸』を上映する。
【会期】 2013年6月14日(金)~30日(日)
【会場】 横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内) ※アクセス
☎045-910-5656
【営業時間】 10:00~18:00
【休廊】 6月24日(月)
【料金】 無料
【関連リンク】 横浜市民ギャラリーあざみ野
【イベント情報】
アーティストトーク ※事前申込不要、参加費無料
【日時】 6月15日(土)14:30~15:30
【会場】 同館3階アトリエ
【出演】 山村浩二、池亜佐美、告畑綾、中田彩郁
【日時】 6月22日(土)13:30~14:10
【会場】 展示室1
【出演】 胡ゆぇんゆぇん、村本咲、和田淳
【日時】 6月29日(土)13:30~14:10
【会場】 展示室1
【出演】 川口恵理、水尻自子
【日時】 6月30日(日)13:30~14:30
【会場】 同館3階アトリエ
【出演】 ONIONSKIN(田村聡和+菅谷愛)、キム・ハケン、吉田まほ
担当学芸スタッフによるギャラリートーク ※事前申込不要、参加費無料
【日時】 6月16日(日)11:00~11:30
【会場】 展示室1
ワークショップ「想像するアニメーション」
【日時】 6月23日(日)13:30~16:30
【会場】 同館3階アトリエ
【講師】 和田淳
【対象・定員】 中学生~大人 20名(要事前申込、応募多数の場合抽選)
【応募締切】 6月8日(土)
【参加費】 無料
ワークショップ「もしも天井が空なら」
【日時】 6月29日(土)10:00~12:00
【会場】 同館3階アトリエ
【講師】 川口恵里
【対象・定員】 小学3~6年生 12名(要事前申込、応募多数の場合抽選)
【応募締切】 6月15日(土)
【参加費】 無料
「アートなピクニック―視覚に障がいがある人とない人が共に楽しむ鑑賞会」
【日時】 6月22日(土) 10:15~12:30
【会場】 展示室1
【対象・定員】 視覚に障がいがある人10名、視覚に障がいのない人15名(要事前申込、応募多数の場合抽選)
【応募締切】 6月8日(土)
【参加費】 無料
「新美術新聞」2013年6月11日号(第1314号)4面より