美術家が自作を語る「アーティスト・トーク」は、東京国立近代美術館のコレクション展で2005年から続くトーク・イベントだ。自作への言葉とともに、自身の歩みや考えも交えつつ語る同イベントは、これまでに30回を数える。
その中から本展では特に絵画へ焦点をあて、トークのダイジェスト映像とコレクション約40点をあわせて展示する。紹介されるのは、秋岡美帆、岡村桂三郎、児玉靖枝、小林正人、鈴木省三、辰野登恵子、堂本右美、中川佳宣、長沢秀之、日高理恵子、丸山直文、山口啓介の12名。トークの一部を収録した小冊子の配布や、天野一夫、谷新、建畠晢の美術批評家3氏による講演会も予定され、展覧会全体で多角的な視点が用意された。
2階では、小企画展「都市の無意識」を同時開催中。表現における重要な主題でもある「都市」を、絵画、版画、写真、映像、資料45点より紹介。地下空間から上空まで、都市を垂直的な「地層」と捉え、隠れた姿に迫る。
【会期】 2013年6月14日(金)~8月4日(日)
【会場】 東京国立近代美術館(東京都千代田区北の丸公園3-1)☎03-5777-8600
【休館】 月曜、祝日のとき翌日
【開館時間】 10:00~17:00(金曜のみ20:00まで、入館は閉館30分前まで)
【料金】 一般650円 大学生350円
【関連リンク】 東京国立近代美術館
講演会
天野一夫(豊田市美術館チーフキュレーター)
【日時】 2013年7月6日(土) 14:00~15:30
谷新(宇都宮美術館館長)
【日時】 2013年7月20日(土) 14:00~15:30
建畠晢(京都市立芸術大学学長)
【日時】 2013年7月27日(土) 14:00~15:30
〈招待券プレゼント〉
同展の招待券を、5組10名様にプレゼントいたします。
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締切 7月15日必着
※応募多数の際は抽選とさせていただきます。なお当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。
「新美術新聞」2013年6月21日号(第1315号)4面より