現代日本を代表する抽象画家・難波田龍起(1905~97)の回顧展が開催されている。難波田は高村光太郎との邂逅から美術に関心を抱き、昭和初期に本格的に画家を志すにいたった。第二次世界大戦後は一貫して抽象絵画の探求に転じ、純粋に線と色彩、形象が喚起させるイメージの構築を追求し、独自の表現を築いていった。
今展では1935年作「ヴィーナス」から最晩年1996年作の「青の詩B」まで油彩43点、水彩6点、版画1点の50点を展覧する。
【会期】 2013年6月3日(月)~7月5日(金)
【会場】 椿近代画廊(東京都中央区日本橋室町1-12-15テラサキ第2ビル地下1階) ※アクセス
☎03-3275-0861
【営業時間】 11:00~18:30
【休廊】 土・日曜
【料金】 無料
【関連リンク】 椿近代画廊
「新美術新聞」2013年6月21日号(第1315号)4面より