「石山寺縁起絵巻」　七巻のうち巻七（部分）　江戸時代　19世紀　サントリー美術館蔵

関東南画の大成者・谷文晁(1763～1840)は、狩野派や円山四条派、土佐派、洋風画をも学びさまざまな様式の作品を残した。また、木村蒹葭堂などの文化人や、渡辺崋山ら門人たちなど、その人脈の広さは当時の絵師の中でも際立つものであり、知識人・教養人としても群を抜く、魅力あふれる存在であった。

「ファン･ロイエン筆花鳥図模写」 一幅　江戸時代　18世紀末期～19世紀初期
神戸市立博物館蔵

本展では、文晁の生誕250周年を記念し、文晁と人々との交流を軸に、その画業と功績をたどる。加えて、近年同館所蔵となった谷文晁筆「石山寺縁起絵巻」全七巻を修復後初公開する。名作の数々を堪能したい。

【会期】 2013年7月3日（水）～8月25日（日）

【会場】 サントリー美術館（東京都港区赤坂9－7－4　東京ミッドタウン ガレリア3階） ※アクセス

☎03－3479－8600

【営業時間】 10:00～18:00（入場は閉館30分前まで、金・土曜、7月14日（日）は20：00まで）

【休館】 火曜（8月13日を除く）

【料金】 一般1300円　大学・高校生1000円　中学生以下無料

【関連リンク】 サントリー美術館

【エデュケーション・プログラム】

「文晁」展　親子ワークショップ「絵巻をつくってみよう！」　※要申込 、要入館料

【講師】 半田昌規（株式会社半田九清堂　代表取締役）

【日時】 8月3日（土）10：30～12：30

【会場】 6階ホール

【定員】 16組32名

【対象】 小学4年生以上の親子

【参加費】 2500円

【応募締切】 7月13日（土）

特別講座｢谷文晁筆『石山寺縁起絵巻』を紐解く～修復によって見えてきたもの～｣　※要申込 、要入館料

【講師】 半田昌規（株式会社半田九清堂　代表取締役）

【日時】 8月3日（土）14：30～16：30

【会場】 6階ホール

【定員】 60名

【対象】 一般

【参加費】 700円

【応募締切】 7月13日（土）

「文晁」展　見どころトーク　※無料、要入館料

【日時】 7月14日（日）、8月11日（日）11:00～11:30、14:00～14:30

【会場】 6階ホール

【定員】 各80名

「文晁」展　フレンドリートーク　※無料、要入館料

【日時】 7月6日（土）、13日（土）、27日（土）、8月10日（土）、17日（土）、24日（土）11:00～11:20、13:00～13:20、15:00～15:20

7月20日（土）、8月3日（土）11:00～11:20、15:00～15:20

【会場】 1階レクチャールーム

【定員】 各30名

「新美術新聞」2013年7月1日号（第1316号）4面より