東山魁夷　｢道｣　1950年　東京国立近代美術館蔵

今年5月、｢三陸復興国立公園｣に指定された青森県八戸市の種差海岸は、画家や小説家、詩人など多くの芸術家を引き付けてきた名勝地。

今展では種差を愛した鳥瞰図絵師・吉田初三郎、この地を舞台に傑作｢道｣を生み出した日本画家・東山魁夷など、ゆかりの美術家の名品や縄文土器、仏像といった地域の文化財を展示、種差の地に宿る記憶を浮かび上がらせる。また、次世代へとつなぐ現代アートも展示。種差海岸の尽きない魅力と海とともにある人々の暮らしの尊さを訴える。

【会期】 2013年7月6日（土）～9月1日（日）

【会場】 青森県立美術館（青森市安田字近野185）

※アクセス　☎017－783－3000

【開館時間】 9:00～18:00 （入館は閉館30分前まで）

【休館】 7月29日（月）

【料金】 一般1000円　高校生・大学生600円 中学生以下、心身に障がいがある方と付添者1名は無料

【関連リンク】 青森県立美術館

【関連イベント】

レクチャー

「吉田初三郎の表現：鳥瞰図を楽しもう」
国内最大級の吉田初三郎コレクションを誇る八戸クリニック街かどミュージアムの方を招き、スライドによるレクチャーと展示室でのトークを楽しむ
【日時】 7月27日（土）、 7月28日（日）13:30～15:30
【講師】 八戸クリニック街かどミュージアム　小倉学
【参加費】 無料、要展覧会チケット
【定員】 各回中学生以上15名
【場所】 青森県立美術館ワークショップA、企画展示室
【申込】 青森県立美術館に電話にて申込み。各回定員になり次第しめきり

写真ワークショップ

「浜の記憶を見つけにいこう！」
写真家の笹岡啓子と一緒に種差海岸を散策し「浜の記憶」を見つけ、写真におさめるワークショップ
青森から夏の種差海岸へ魅力を探すバスツアー
【日時】 8月10日（土） 8:00～17:30　青森発着
【講師】 笹岡啓子、種差観光協会会長・柳澤卓美
【参加費】 青森集合の方3000円、八戸集合の方500円
【定員】 中学生以上（青森集合20名、八戸集合10名）
【申込】 青森県立美術館に電話にて申込み。定員になり次第しめきり
※持ち物(カメラ他)、集合場所、集合時間等詳細は申込者へ別途連絡

「新美術新聞」2013年7月11日号（第1317号）4面より